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遠山桜天保日記

第九を聞きに行って一週間もたたないうちにまた次の鑑賞に出かけてしまった・・・。

しかも歌舞伎だし、また初めてだし!

国立劇場はアレだね、もろ和風の芝居小屋って感じですね。入った時、「ああ、何か歌舞伎来た~」みたいな感じでしたよ。

話ですが遠山の金さんの話です。つっても金さん自体は最初に出てきて、後、場面場面にちょこちょこ出て、最後に彼自身が物語のシメになる感じなので、主人公と括って観ると存在感薄く感じました。普通の芝居見る感覚でしたからいけなかったのかも。

自分は歌舞伎が初めてなせいかなかなか初めの方は話に入っていけなかった。というのも、歌舞伎はやたら幕切れが多いの知らなくて場面と話が切り替わるのについていけなかった。しかし中盤から登場人物と話の展開がわかってくると素直に楽しめた。

おわか役の中村時蔵さんはすごいですね!声とかめっちゃかわいらしいんですけどっ!他の女形の中でまだ男っぽい声が残ってる人がいましたが、この人はダントツに女らしい声、というか女の声でした!いやぁ、女形ってやっぱすごいなw動きにしても女性より女性らしいですもんね!

泥棒三人組に関して、金さん兼生田角太夫役の尾上菊五郎さんはよく観客の笑いを取ってくれた。舞台で役を演じていると言うよりは「遊んでる」って感じでした。場の雰囲気をこの人が作ってる感じ。太刀はベテランの貫禄ですね!幾島天学役の尾上松緑さんの海辺で岡っ引きと戦うシーンは迫力がありました。小三郎役の尾上菊之助さんは美男子かと思えば手ぬぐい被って鼻の下で結んだり、そのまま普通にして笑いに走ったりと意外性があって面白かったです。

一番気になったのは現代ネタが取り込まれていたこと。江戸時代の人情物だからか、BGMにしても尾花屋に忍び込む時、バラエティでよく使われているものを歌舞伎風にアレンジしたり、エド・はるみ、北島康介のネタやったりと笑わす要素がたくさんあったw自分は歌舞伎をお堅いものと言う先入観があったので、こういったのを見たとき「ああ、やっぱ大衆演劇なんだなぁ~」って強く実感した。きっとこの演目が書かれた当時でも当時の風刺ネタとかが役者のアドリブであったに違いない、そしてそれを観てお客は笑ったんだろうな。

そんな感じでまた貴重な経験が出来ました。今度はこってこってのお堅い方の演目を観てみようかと検討中。とりあえず、今年の芸術鑑賞活動は終了~

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