Les Misérables
こんなに泣かされたのは初めてだ・・・!後世に残る大作です!!
台詞がすべて歌になっていて、いわばオペラの手前のようなもんだと聞いていて大丈夫かと思ってましたが―――
そんなもん気にならなかった。それは管理人の目の腫れ具合が証明している。
一発目の「囚人の歌」のあの重低音を聞いてすぐ涙腺に決壊警報。ああ・・・音楽が素晴らしい!いいよね、生オケ。
あ、今日のキャストは
ジャン・バルジャン:今井清隆 ジャベール:阿部裕 エポニーヌ:知念里奈 ファンティーヌ;山崎直子 マリウス:小西遼生 アンジョルラス:原田優一
で、今井バルジャンが見れてこの上なく幸せでした・・・(感)
この人のバルジャンは日本のレ・ミゼの理想と思えたっ!もう欲しい声くれるんだもんさ、日本のバルジャンの基本ですね!
ジャベールの阿部さんも素晴らしすぎっ!見た目からしてジャベールです。歌唱力演技力共に半端ない!何で今までこの人のこと知らなかったののかと・・・自分が恥ずかしくなりました。「Stars」には超うっとりです。
さらに、昨年見たサイゴンでクリスを演じていた原田優一がアンジョルラスでいたことにびっくり。てか、行く前にちゃんと調べておけ、自分・・・。
この人本当にきれいな声で伸びがあっていいですよね。だからアンジョルラスの雄々しい歌声がとっても聞きやすくて響きがいい。今日で一気に好きになりましたw
バリケードの死体の中でアンジョルラスの遺体にスポットが当たった時、涙腺決壊しました。つーか、カブローシュ死んだ辺りからでしたが・・・(笑)革命はこうやって決起して犠牲を重ね、最後にやっと成功するものだなと感じました。その通り道は決して華やかなものではなく、ただの死骸の山、それを見て立ち上がらずにいた人々は激怒し、やがては多くの人々を動かし民衆は自由を勝ち取ったんですね。マリウス達、学生の死は人々を動かすきっかけの一つに過ぎなかった・・・という悲しい読み取りも出来たりしました。
バルジャンも激動の人生においてその最期は壮絶ではなく、寿命という静かなそして娘達に看取られての安楽の死だったことも、彼の長年の苦しみを考えると神に本当に救われたなと感動するばかり。そして演出は・・・反則過ぎる!ファンティーヌとエポニーヌが迎えに来て、亡くなった皆様とともに列に入っていくわけですよ!もう泣き過ぎて声でそうだった・・・(涙)。
人生で観たミュージカルの中で最高作品かもしれません。楽しいのもいいが、こうやって人の心を動かす作品は滅多に出会えないものかもしれない。去年のサイゴンはここまで思えなかった。まあ、個人の好みもありますが。
最後に、テナルディエ夫妻は最高すぎる・・・!ナイスキャラクターだっ!
だから、ちょっと、もう一回行って来る(笑)。
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