鋼の錬金術師 第63話 「扉の向こう側」
エド「こいつは俺の真理の扉だ。ってことはどう使おうが俺の自由だ。違うか?」
(気を取り直して)真理「そう来たか!しかしいいのか?真理の扉を失えば二度と錬金術を使えなくなるぞ?」
エド「そうだな・・・確かにこの扉の向うには錬金術の全てがある。でもおかげで踊らされたよ。真理とかいうものを見せられて・・・錬金術で全てを解決できると思い込んだ。だけどそれは間違いだった・・・ただの傲慢だ・・・」
真理「錬金術の使えないただの人間に成り下がるのか?」
エド「成り下がるも何も最初からただの人間だ・・・キメラにされた女の子一人助けられないちっぽけな人間だ」
真理「いいんだな本当にそれがなくても」
真理「正解だ!錬金術師!!お前は俺に勝った!持ってけ全てを!!」
「貰ったものを返す」
これが人の命を使わない強大な通行料だった!
最後にここに行き着くとは盲点!思えば代償を払って力を得たなら、力を返して代償を返還してもらうことは実に理に適うっ!ずっとこの方法を探して旅に出てたなんて・・・(懐)名作ほど、結末は単純で灯台下暗しっ!!爽快です!
代償として錬金術が使えなくなるなんて些細なこと。ただの人間になるだけなんだ。それで弟が帰ってくるなら―――
エドはついに真理に打ち勝った。そして真理が消えた後には扉の前で待っていた生身の弟の姿・・・。
ああああああああ。゜゜(´□`。)°゜。もうどんだけ泣かせる気だ!?エルリック・ブラザーズ!!(号泣)
最後において全ての願いがかなっていく・・・親子愛にも超感動!
エド「バカ言ってんじゃねぇよ!?クソ親父!!!ニ度とそんなこというな!!張っ倒すぞ!!」
ホーエンハイム「!?・・・すまない、エドワード・・・」
初めて親父と呼んだ・・・初めて父親として認めた言葉。劇中で多くのファンが待ち続けた瞬間が訪れました。
そうっ・・・だからっ―――
誰でもいいっ!この顔の穴という穴から出てくるしょっぱい汁を止めてくれっ・・・!梅干になっちまうだろがァァァァァァァァァっ!!!!(見た目と塩分的な意味で)
ゴホゴホ・・・失敬。もどります
父親として自分の命を代価として息子を救おうとする・・・親の鑑とも言える言動ですが、残された子供達からしてみれば非情な選択でもあります。それに兄弟は母親の死に直面しました。これ以上大事な人を失うことは耐えられなかった。それにトリシャは失いたくないのに失ってしまった・・・しかしホーエンは失わずに済むのに何でそんなこというんだ。彼らが父親としてしてもらいたかったのはただずっとそばにいて欲しかっただけ。それなのにまだこの親父はわからないのか!?
エドの涙はそう見えた。初めてこんなに人前で号泣して訴える息子の意にこのときやっと気づいたのでしょう。そして空白の時間分後悔したのでしょう。
些細なことだけど・・・時が深めてしまった溝は、この戦いを通してやっと埋まりお互い歩み寄れた・・・同時に家族という特別な繋がりがこの世にあることが素敵に思えてならなかった。
先週からチョコチョコ気になっていたが・・・ホーエンハイムの練成痕が消えていない。
やはり、限界を突破していたのか・・・人目を避けていた。
ホーエンハイムが向かった先・・・最後の旅先は・・・リゼンブール。
トリシャの墓―――
ホーエンハイム「エドワードが親父って呼んでくれたんだ・・・クソがついてたんだけどなぁ」
やはり肉体が朽ちていく・・・彼にはちょっと遅すぎた旅立ちの時が来ていた・・・。
ホーエンハイム「ああ、でもやっぱり死にたくねぇって思っちゃうなぁ・・・本当俺ってしょうがねぇなぁ・・・」
トリシャに全ての終結を報告し終えた・・・悲しみではない、立派になった息子たちは見届けた。次は長らく待たせた最愛の妻の元に出発するだけ・・・旅先にはきっと共に戦ったクセルクセスの人々もいるだろう。
やっと狂った時計が刻むべき時を刻んだ。
ピナコ「ホーエンハイム!何だ帰ってたのかい・・・ああ!?・・・バカタレが・・・なんて幸せそうな顔して死んでんだい」
最後に取り戻したものは大きかった・・・それがこの死に顔だったのだろう。全てここの描かれている・・・。
だからこそピナコの口から出たのは嘆きの言葉ではなく、彼女なりの祝福。
エドたちが帰ってくる頃には仲良くお墓が並んでいることでしょう。
ホーエンお疲れ様です。トリシャの膝枕で安らかな眠りを。
そしてもう一人、お別れしてしまった惜しい人――
グリード「十分だ・・・ああ・・・もう十分だ・・・もう何もいらねぇや・・・じゃあな・・・魂の友よ・・・」
やっと手に入れた欲しかったものは「強欲」そのものである彼さえも満たしてしまった・・・。肉体的にも、終わりを迎えたが・・・「満ち足りた」時点で強欲は死んだ。
しかしその果ては人格としてのグリードには充実した、ホムンクルスとして生まれた以上のものを手に入れた。それは一瞬でも彼が人間になれたといってもいい・・・リン・ヤオとの出会いが彼に存在すること以上の価値を与えた。
ホムンクルスはいてはならないもの・・・惜しいですが、グリードにとって最善の結末だったでしょう。これは他ならぬ彼が勝ち取ったもの。そしてまた、満ち足りたと発言させ「強欲」そのものの死を演出させた荒川先生の粋な発想に感服いたします。
あれ?そういえば最近中の人がハムの人だってことすっかり忘れてry―――(自主規制)
それだけグリードがかっこよかったんだYO!
さて、来週はついに最終回です!長かった・・・ずっと応援し続けた作品が終わってしまうのは悲しいですが、人は結末を求めて物語を読む!期待と笑顔で来週を迎えてやる!!
新番組の方も待ってたもんですからっ!早く置鮎ゴリラが吠えるのをみたいwwww
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